NordVPNでは、3つの契約プランが用意されています。
その中で真ん中のプランに位置づけられるのがプラスプランです。
松竹梅の法則で人は心理的に真ん中のプランを選びがちですが、NordVPNにおいては正しくない場合があります。
この記事では、NordVPNのプラスプランについて機能を比較しながら詳しく解説していきます。
目次
NordVPNのプラスプランとは
NordVPNのプラスプランとは、すべてのVPN機能にパスワードマネージャーが付いたプランです。
料金
NordVPNのプランごとの料金比較表です。
スタンダードプラン | プラスプラン | コンプリートプラン | |
---|---|---|---|
1か月プラン | 1,970円 | 2,130円 | 2,290円 |
1年プラン | 750円 | 910円 | 1,070円 |
2年プラン | 600円 | 760円 | 920円 |
※記事執筆時点の月額換算の料金(税抜)です。
ご覧いただければ分かる通り、プラスプランは2番目に料金が高くなっています。
最安値のスタンダードプランの2年プランと比べると月額換算で160円の差となっています。
機能
NordVPNのプランごとの機能の比較表です。
スタンダードプラン | プラスプラン | コンプリートプラン | |
---|---|---|---|
VPN機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
悪意のあるWebサイトのブロック | ◯ | ◯ | ◯ |
広告のブロック | ◯ | ◯ | ◯ |
ダウンロード時にファイルをスキャン | ◯ | ◯ | ◯ |
トラッキングの防止 | ◯ | ◯ | ◯ |
パスワード管理アプリ「NordPass」 | ー | ◯ | ◯ |
1TBのクラウドストレージ「NordLocker」 | ー | ー | ◯ |
ご覧いただければ分かるとおり、
- パスワード管理アプリ「NordPass」
が付いているプランとなっています。
NordVPNのプラスプランはこんな人におすすめ!
プラスプランは、パスワードマネージャー(パスワード管理サービス)を利用したい方におすすめ。
パスワードマネージャーとは、複数のアカウントのパスワードを一元管理できるサービスです。
主なメリットとしては、
- 複雑で安全性の高いパスワードを自動生成できる
- 複数の端末(パソコン、スマホなど)で同じパスワード情報を共有できる
- Webサイトやアプリのログイン時は生体認証(顔認証や指紋認証)で自動入力できる
などがあります。
ログインが簡単になる
パスワードマネージャーの一番のメリットは、ログインが簡単になることです。
Google、Amazon、楽天市場、Facebook、X(旧Twitter)、日本郵便、食べログなど、複数のアカウントを作成している方は多いでしょう。
そこで問題となるのがID・パスワードの管理方法です。
紙に手書きでメモしたり、パソコンやスマホのメモ機能で管理している方は多いでしょう。
ただ、ログインするたびにメモを確認する作業は、時間を取られる上かなり面倒です。
パスワードマネージャーを活用すれば、ログイン画面で生体認証によりIDとパスワードが自動入力されます。
これによりわざわざメモを確認しなくても簡単にログイン可能です。
パスワードマネージャー「NordPass」の特徴
NordVPNが提供するパスワードマネージャー「NordPass」の特徴をご紹介していきます。
NordPassの概要は、次のとおりです。
ユーザー数 | 420万人以上 |
料金 | 無料 ※有料プランではセキュリティ機能がついてきます |
対応デバイス | ・パソコン(Windows、Mac、Linux) ・タブレット(iPad、Android) ・スマートフォン(iPhone、Android) |
対応データ | ドキュメント、写真、ビデオ、フォルダーなど |
パスワードの登録数 | 無制限 |
メモやクレジットカードの登録 | 無制限 |
各種機能 | パスワードの自動生成、生体認証、パスワードのインポート、エクスポート、XChaCha20暗号化 |
対応言語 | 英語 |
NordPassでは、ハッカーによる不正アクセスを防ぐために強度なセキュリティシステムを構築しています。
暗号化には、市場で最も強力かつ事実上解読不可能なXChaCha20暗号化を採用。
これによりハッカーのみならずNordPassの開発者さえもアクセスできないようになっています。
また、NordPassのロック解除には、生体認証(顔認証や指紋認証など)を設定可能。
万が一、デバイス・端末が盗難に遭ったとしても第三者によるログインが困難になります。
有料プランについて
NordPassは、無料プランでもパスワードの管理に必要な機能は利用可能です。
有料プラン「NordPassプレミアム」を契約した場合は、次のセキュリティ機能を利用できるようになります。
情報漏えいスキャナー | パスワードおよび機密データが漏えいしていないかをチェックする機能です。 |
健康状態チェック | 脆弱なパスワード、古いパスワード、再利用されたパスワードを特定する機能です。 |
パスワード共有 | 他のNordPassユーザーとパスワードとパスキーを共有する機能です。 |
使い捨てメール | アカウント登録に利用できる使い捨ての電子メールアドレスを作成できる機能です。 |
緊急アクセス | 緊急時に家族や親しい友人にNordPassのアクセスを許可できる機能です。 |
上記のセキュリティ機能が必要なければ、NordVPNのベーシックプラン、スタンダードプランとNordPassの無料プランでも十分便利に利用できます。
NordPassには、いくつかのデメリットもあります。
- 日本語対応していない
- 日本人の利用者が少なく、困ったときに情報が出てこない
英語に不慣れな場合は、日本でも利用者の多い『1Password』をおすすめします。
NordVPNのプラスプランを契約する手順
ここからは、NordVPNのプラスプランを契約する手順を解説していきます。
NordVPN公式サイトにアクセスする
日本公式サイト【Nord VPN】にアクセスしてから「NordVPNを購入」をクリックします。
プランを選択する
プラスプランの項目にある「プラスプランを購入」をクリックします。
なお、NordVPNのプラスプランを安く契約したい場合は、2年プランがおすすめです。
アカウントを有効にする
先ほど入力したメールアドレス宛にNordVPNからメールが届きます。
そのメールに記載されている「Activate Your Account(あなたのアカウントをアクティブ化する)」をクリックします。
NordVPNのパスワードを設定する
NordVPNアカウントにログインするときのパスワードを設定すれば完了です。
※パスワードは忘れないようにメモしておくことをおすすめします。
最後に
今回は、NordVPNの真ん中のプランであるプラスプランについて解説しました。
プラスプランは、セキュリティ性の高いパスワードマネージャー「NordPass」の有料プランを利用したいのであれば、一番おすすめのプランです。
なお、全プラン共通で30日間の返金保証が適用。
万が一、VPN接続ができなかったとしても30日以内であれば申請により全額返金を受けることができます。
増え続けるパスワードを使いまわしている方もいますが、セキュリティ上は大変危険な行為です。
Webサービスを提供する事業者のセキュリティは完璧ではなく、サイバー攻撃などによりID・パスワード情報が流出する可能性もあります。
もし、パスワードを使いまわしていると芋づる式に他のサービスのID・パスワードもバレることになり、不正アクセスで被害を受けるリスクが格段に上がります。
パスワードを使いまわしていたり、推測されやすい簡単な文字列にしている方は、NordPassをはじめとしたパスワードマネージャーをおすすめします。