「iPhoneでVPN接続をしたい」
そんなときにおすすめなのが世界で1,200万人以上のユーザーが利用するVPNサービス「NordVPN」です。
NordVPNでは、Appleの審査をクリアしたiPhoneアプリを提供しています。
iPhoneアプリからワンタップで簡単にVPN接続・解除可能。
さらに悪意のあるWebサイトのブロックや広告のブロックができる脅威対策ライト版も利用できます。
この記事では、iPhone版NordVPNの設定方法や使い方を分かりやすく解説していきます。
iPhone版NordVPNの始め方
まずは、NordVPNを契約する必要があります。
iPhoneでNordVPNを契約する場合は、大きく分けて２つの契約方法があります。
次は、それぞの違いをまとめた表です。
| NordVPN公式サイト | アプリ内課金 | |
|---|---|---|
| 契約方法 | 公式サイト経由 | iOSアプリ経由 |
| 支払い方法 | クレジットカード、PayPay、LINE Pay、PayPal、Google Pay、Amazon Pay、仮想通貨 | クレジットカード、デビットカード、キャリア決済（ドコモ、au、ソフトバンク）、PayPay、App Store & iTunes ギフトカード |
| 契約期間 | １か月プラン、１年プラン、２年プラン | １年プラン |
| 契約プラン | スタンダードプラン、プラスプラン、コンプリートプラン | スタンダードプラン |
| 最安値料金 | 693円/月 ※２年プランの契約時 | 983円/月 ※１年プランの契約時 |
| 30日間の返金保証 | あり | なし |
※記事執筆時点の最安値料金（税込）となリ、キャンペーンによって料金は変動します。
詳しくは『NordVPNは契約方法に注意！アプリ内課金は料金が高い？』でも解説していますが、アプリ内課金はApple Storeの手数料が上乗せされることから同じ１年プランで比較しても割高です。
また、30日間の返金保証の対象外となることから使い物にならなくても支払ったお金は返ってきません。
そのため、よっぽどの特別な理由がない限りは、NordVPN公式サイトから契約をおすすめします。
NordVPN公式サイトから契約する手順
NordVPN公式サイトから契約する手順は、次のとおりです。
プランを選択する
VPNを長期間にわたって利用するなら２年プランの「スタンダードプラン」を選択します。
30日間の返金保証を適用して解約するなら１か月プランの「スタンダードプラン」を選択すると良いでしょう。
アカウントを有効にする
先ほど入力したメールアドレス宛にNordVPNからメールが届きます。
そのメールに記載されている「Activate Your Account（あなたのアカウントをアクティブ化する）」をクリックします。
NordVPNのパスワードを設定する
NordVPNアカウントにログインするときのパスワードを設定すれば完了です。
※パスワードは忘れないようにメモしておくことをおすすめします。
NordVPNアプリを使うための手順
NordVPNアプリを使うための手順は、次のとおりです。
ログインする
NordVPNアプリを起動したら「ログイン」をタップします。
NordVPNの契約時に設定したメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。
iPhone版NordVPNの使い方
ここからは、iPhone版NordVPNの使い方を解説していきます。
クイック接続する
クイック接続では、一番近くに設置されている高速のVPNサーバーに接続ができます。
クイック接続をタップする
NordVPNにログインすると「クイック接続」ボタンが表示されるのでタップします。
VPN構成の追加を許可する
NordVPNで初めてVPN接続するときは”NordVPNがVPN構成の追加を求めています”というメッセージが表示されるので「許可」をタップします。
VPN接続を確認する
“JAPAN #◯◯に接続済み”など表示されたらVPN接続は完了です。
VPN接続中は、NordVPNアプリを閉じてからSafariなどを起動しても上部の電波マークの隣に「VPN」が表示されます。
国や地域を選択してVPN接続する
NordVPNでは、世界111カ国にある6,300台からVPNサーバーを選択してVPN接続ができます。
国や地域は、さまざまな方法で選択可能です。
地図から国を選択する
世界地図から国を選択して「青い点」→「クイック接続」をタップすることでVPN接続ができます。
次は、イギリスのVPNサーバーとVPN接続したときの様子です。
国リストから選択する
国リストから選択してVPN接続ができます。
国の右横にある「・・・」をタップすることで地域・都市を選択することも可能です。
検索して国を選択する
国リストから探し出せない場合は、検索ボックスに国名を入力すれば簡単に見つけられます。
ただし、国名は英語で入力する必要があるので注意が必要です。
VPNサーバーを変更する
同じ国・地域に複数台のVPNサーバーが設置されている場合は「変更ボタン」から切り替え可能です。
VPNサーバーを切り替えた場合は「Japan #◯◯」や「IPアドレス」が変わります。
なお、日本では160台以上のVPNサーバーが設置されています。
VPN接続を解除する
VPN接続を解除する場合は「接続解除」をタップします。
一時停止をタップすれば「５分間」「30分間」「１時間」と一時的にVPN接続を停止することも可能です。
特殊サーバーとVPN接続する
iPhone版NordVPNでは、目的に応じて３つの特殊サーバーとVPN接続可能です。
選択できる特殊サーバーは、次のとおりです。
| Double VPN（ダブルVPN） | VPNによる暗号化を２重で行える特殊サーバーです。２つのVPNサーバーを経由することでセキュリティとプライバシーが向上します。 |
|---|---|
| Obfuscated Servers（難読化サーバー） | 国やISP、ネットワーク管理者からVPN利用を隠せる特殊サーバーです。通常のVPN接続がブロックされる国で活躍します。 |
| Onion Over VPN（オニオン・オーバーVPN） | IPアドレスを隠して匿名性を向上できる特殊サーバーです。VPNに加えてオープンソースソフトウェア「Tor（トーア）」を経由してインターネット接続をします。 |
| P2P | 分散型のファイル共有ソフト「トレント」を安全に利用できる特殊サーバーです。IPアドレスを隠したり、インターネットプロバイダー（ISP）の帯域制限を回避できます。 |
iPhone版NordVPNの設定方法
iPhone版NordVPNでは、状況に応じて設定を変更できます。
自動接続の設定
自動接続を設定することで常にVPN接続されるようになります。
これによりVPN接続を忘れてiPhoneがセキュリティ上の危険に晒されるリスクを回避可能です。
設定画面に移動する
下部メニューの「プロフィールアイコン」→「歯車アイコン」の順にタップします。
自動接続をタップする
設定画面に移動するので「自動接続」をタップします。
自動接続をオンにする
自動接続を「オフ」から「常にオン」に切り替えれば、いつでもVPN接続の状態になります。
フリーWi-Fiだけ接続時だけオンにする
iPhoneをフリーWi-Fi（公衆無線LAN）に繋げているときだけVPN接続をオンにすることも可能です。
「Wi-Fiネットワークのみオン」にすれば、モバイルデータ通信（ドコモ、au、ソフトバンクなど）のときはVPN接続をしません。
また、自宅のWi-Fi接続時に設定画面を開くと「信頼できるWi-Fiネットワーク」が表示されるので追加しておけば、自宅のWi-FiではVPN接続をしないようにできます。
VPNプロトコルの変更
iPhone版NordVPNでは、目的に応じて３つのVPNプロトコルを選択できます。
先ほどの設定画面の「プロトコル」から変更可能です。
選択できるVPNプロトコルは、次のとおりです。
| NordLynx | NordVPNが提供する独自のVPNプロトコルです。世界最速級の「WireGuard」をもとに安定性およびセキュリティを大幅に向上させて開発されました。 |
|---|---|
| OpenVPN（UDP） | 世界で広く使われているライセンス費用のかからないオープンソースのVPNプロトコルです。通信速度を重視した設計となっています。 |
| OpenVPN（TCP） | オープンソースのVPNプロトコルです。信頼性と安定性を重視した設計となっています。 |
Siriで音声操作
iPhoneに搭載される音声アシスト「Siri」でVPN接続の操作ができます。
先ほどの設定画面の「Siriショートカット」から「クイック接続」と「接続解除」の音声操作の設定ができます。
例えば「Hey Siri、VPN接続」と話しかけれることでNordVPNアプリを開かなくても簡単にクイック接続ができるようになります。
ダークウェブモニタリング
NordVPNに登録したメールアドレスが個人情報と結びついてダークウェブ（検索エンジンで表示されないWebサイト）で公開されていないかを確認できます。
万が一、ダークウェブ上で情報漏えいが発覚した場合は、通知が届きます。
下メニューの「プロフィールアイコン」から「ダークウェブモニタリング」をタップしてオンにできます。
ダークウェブモニタリングにより情報漏えいが発覚した場合は、速やかにパスワードを変更することで不正ログインを防ぐことが可能です。
脅威対策 ライト版
NordVPNでVPN接続時に悪意のあるWebサイトや邪魔な広告をブロックできるようになります。
下メニューの「プロフィールアイコン」から「脅威対策 ライト版」をタップしてオンにできます。
多要素認証（２段階認証）
NordVPNのログイン時にワンタイムパスワードによる認証を追加できます。
これによりログイン情報が流出したとしてもワンタイムパスワードにより突破は不可となり、セキュリティレベルが向上します。
下メニューの「プロフィールアイコン」から「多要素認証」をタップして設定ができます。
最後に
今回は、iPhone版NordVPNの始め方や使い方、設定方法について解説しました。
NordVPNは、世界トップクラスのVPNサーバー設置台数と通信速度の速さが魅力のVPNサービスです。
iPhoneにおいては、自動接続の設定によりフリーWi-Fiを使うときだけ自動でVPN接続が可能。
iPhoneならではのSiriによる音声コントロールによりVPNの接続と解除ができます。
NordVPN公式サイトから契約することで30日間の返金保証もついてくるので一度試してみてはいかがでしょうか？
お気に入りのVPNサーバーがあれば、検索から探すことも可能です。
例えば「Japan #665」と検索して目的のVPNサーバーと接続ができます。