NordVPNのダークウェブモニターとは？使い方や仕組みを解説

「IDとパスワードが流出していないかチェックしたい」

そんなときに役立つのが、ダークウェブモニター（ダークウェブモニタリング）という機能です。

私たちは、さまざまな会員サービスでアカウントを作成していますが、運営者の不備によりアカウント情報が流出するケースもよくあります。

その流出したアカウント情報の行き先の一つが”ダークウェブ”です。

ダークウェブには、流出したアカウント情報のオンラインマーケットも存在しており、知らないうちにハッカーグループやサイバー犯罪者によって売買されている可能性があります。

NordVPNのダークウェブモニターを活用すれば、アカウント情報漏えいを簡単にチェックすることが可能です。

この記事では、NordVPNが提供するダークウェブモニターについて詳しく解説していきます。

NordVPNのダークウェブモニターとは

NordVPNのダークウェブモニターとは、ダークウェブに流出したアカウント情報を検知して警告・アラートを出す情報漏洩スキャナー機能です。

調査対象は、NordVPNに登録したメールアドレスになります。

料金

NordVPNのダークウェブモニターは、すべてのプランで追加料金なしで利用可能です。

対応デバイス

NordVPNのダークウェブモニターは、次のデバイスにNordVPNアプリをインストールすることで利用可能です。

ダークウェブモニターのメリット

ダークウェブモニターのメリットは、アカウント乗っ取りによる不正利用を未然に防げることです。

例えば、2012年にクラウドストレージ大手「Dropbox」で6800万件超のアカウント情報（メールアドレスとハッシュ化されたパスワード）の情報漏えい事案がありました。

もし、このアカウント情報がダークウェブ上で公開されたら、サイバー犯罪者にアカウントを乗っ取られる恐れがあります。

そして、Dropboxに保存された書類、画像、動画などが公開されたり、身代金を払わなければプライベートな情報を公開すると脅される可能性もあります。

さらにDropboxのアカウント情報を他のアカウントでも使いまわしていた。

その場合は、

• SNS
• ECサイト
• 会員サイト
• インターネットバンキング

などのアカウントも乗っ取られて不正利用される可能性があります。

NordVPNのダークウェブモニターを有効にしていれば、ダークウェブに流出したアカウント情報をいち早く通知してもらうことが可能。

この通知を受けてパスワードを即座に変更したり、２段階認証を設定するなどの対策でアカウント乗っ取りを防ぐことが可能です。

アカウントに不正ログインされた場合は、紐づけされている名前、住所、電話番号、銀行口座、クレジットカード情報なども漏えいする可能性があります。

NordVPNのダークウェブモニターの使い方

ここからは、NordVPNが提供するダークウェブモニターの使い方について解説していきます。

パソコン（Windows、Mac）

パソコンでダークウェブモニターを利用する方法です。

STEP

ダークウェブモニターをオンにする

NordVPNアプリを起動してから「ダークウェブモニターのアイコン」をクリック。

ダークウェブモニタリングを「オン」にすれば、ダークウェブにメールアドレスが流出していないか検索されます。

STEP

リークをチェックする

リークをチェックして”ダークウェブを検索しました – あなたのメールアドレスは存在しません！”と表示されていることを確認しましょう。

スマートフォン（iPhone、Android）

スマートフォンで難読化サーバーを利用する手続きです。

STEP

ダークウェブモニターを開く

スマートフォンでNordVPNアプリを起動してから下部メニューの「人形アイコン」→「ダークウェブモニタリング」の順にタップします。

STEP

ダークウェブモニターをオンにする

“ダークウェブモニタリングでデータを守る”というメッセージが表示されるので「オンにする」をタップします。

STEP

情報漏えい状況を確認する

監視中のメールアドレスで”漏えいなし”と表示されていることを確認しましょう。

最後に

今回は、NordVPNが提供するダークウェブモニターについて解説しました。

NordVPNでは、VPN機能だけでなく、インターネットを安全に利用するためのセキュリティ機能も多く用意されています。

ダークウェブモニターは、NordVPN契約者であれば誰でも追加料金なしで利用可能。

素早く対策をすれば、アカウント乗っ取りを未然に防ぐことができるので特別な理由がなければ設定をオンにしておきましょう。