「NordVPNアプリで位置情報の変更・偽装をしたい」
そんな方は多いのではないでしょうか?
スマートフォンの位置情報を変更・偽装したい理由にプライバシーの保護があげられます。
また、ポケモンGOをはじめとした位置情報ゲームアプリを効率的に攻略したり、来店クーポンを受け取りたいときに活用したい方もいるでしょう。
この記事では、NordVPNで位置情報の変更・偽装ができるのかどうかを解説していきます。
目次
NordVPNアプリの位置情報変更・偽装は一部可能
先に結論を言っておくと、NordVPNアプリで位置情報の変更・偽装は一部可能です。
まず、スマートフォンの位置情報は、
- IPアドレス
- GPS
の2つに分けることができます。
このうちNordVPNアプリで変更できるのは、IPアドレスになります。
IPアドレス
IPアドレスとは、インターネットに繋がる通信機器(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)に割り当てられる番号を言います。
IPアドレスから分かる情報は、
- 国・都市名
- インターネットサービスプロバイダー(ISP)
です。
これからの情報は、Webサービスの提供者に伝えられることになります。
例えば、Netflixにアクセスした場合は、Netflixに「日本の東京都からソフトバンクでアクセスしてきた」といった具体です。
IPアドレスを変更するメリット
NordVPNでIPアドレスを変更する一番のメリットは、地域制限(ジオブロック)の回避です。
動画配信サービスや一部のWebサイトでは、特定の国(日本など)以外からのアクセスを禁止しているケースがあります。
そんなときにNordVPNを活用すれば、
- 海外旅行中に日本の動画を視聴できる
- 海外限定の動画を視聴できる
- 規制された日本のWebサービスを利用できる
- Webサービスや航空券やホテルの予約が安くなる
といったことが可能になります。
GPS
GPSとは、人工衛星から発せられる電波を受信して3次元測位という計算により現在地を特定する仕組みを言います。
GPSから分かる情報は、
- 現在地(誤差10m程度)
です。
ただし、NordVPNではIPアドレスは変更できてもGPSの位置情報までは変更できません。
試しにNordVPNでアメリカのVPNサーバーに接続しましたが、Google Mapsでは正しい現在地が表示されていました。
GPSの位置情報を変更する方法
GPSの位置情報を変更する場合は、専用アプリをインストールする必要があります。
Androidであれば「Fake GPS location」「GPS JoyStick」などのアプリが有名です。
iPhoneは、位置情報変更のiOSアプリは提供されていません。
そのため、パソコンに「iMyFone AnyTo」などのソフトをインストールしてからiPhoneと接続して利用する必要があります。
GPSの位置情報をオフにする方法
GPSの位置情報は、スマートフォンの設定で簡単にオフにすることも可能です。
例えば、iPhoneであれば、設定アプリの「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」からオフにできます。
また、下にスクロールすれば、アプリごとにGPSの位置情報をオンにするかどうかも選択可能。
GoogleマップなどGPSが必要なアプリについては「使用中のみ」を選択すると良いでしょう。
※Androidにおいても「設定」→「位置情報」→「位置情報へのアプリのアクセス」からオフにできます。
GPSの位置情報をオフにすれば、バッテリーの消費を抑えることも可能です。
ただし、位置情報をオフにした場合は、地図、交通情報、タクシー配車、iPhoneを探すなどのサービスが利用できなくなるので注意しましょう。
最後に
今回は、NordVPNで位置情報の変更・偽装ができるのかどうかについて解説しました。
NordVPNでは、IPアドレスの変更はできますが、GPSの現在地の変更はできなくなっています。
ただ、IPアドレスを変更することで地域制限(ジオブロック)を回避できたり、プライバシーを保護可能。
通常のVPNの他にもダブルVPNやOnion Over VPNなど、より匿名性を向上できる機能も提供されています。
ただし、ゲームアプリによってはアプリを使用した位置情報の変更を禁止しているケースも多いです。
万が一、バレるとせっかく育てたアカウントをBAN(利用停止)されるケースもあります。
また、位置情報変更・偽装アプリの中には、ウイルスが仕組まれて個人情報漏えいに繋がる可能性もあるので注意しましょう。