NordVPNの脅威対策とは?ライト版との違いや重い対処法

世界で1,400万人以上のユーザーが利用する世界シェアNo.1のVPNサービス”NordVPN”

NordVPNは、世界111カ国に6,300台の高速サーバーを置き、最大10台までVPNの同時接続ができます。

そんなNordVPNですが、セキュリティ対策機能を”追加料金なし“で利用可能です。

この記事では、NordVPNで利用できるセキュリティ機能「脅威対策」について解説していきます。

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NordVPNの脅威対策とは

NordVPNが提供する脅威対策とは、インターネット上の脅威から端末(パソコン、タブレット、スマートフォン)を守るための機能です。

万が一、端末がマルウェア(コンピューターウイルス)に感染した場合は、

  • 個人情報の漏えい・流出
  • 端末の乗っ取りおよび遠隔操作
  • 端末のシステムやファイルの破壊・暗号化による動作不良

などを引き起こします。

脅威対策を利用することで端末に危害を及ぼす前にブロックすることが可能です。

以前は、「CyberSec」という名称で提供されていました。

現在は、より機能が強力にアップグレードした「脅威対策」に名称が変わって提供されています。

利用料金

NordVPNの脅威対策および脅威対策ライトは、完全無料で提供されています。

NordVPNには、スタンダードプランプラスプランコンプリートプランの3つのプランが提供されていますが、いずれに契約しても利用可能です。

NordVPNは脅威対策と脅威対策ライト版から選択可能

NordVPNでは、ウイルス対策機能を脅威対策と脅威対策ライト版という2つの方法で用意されています。

それぞれの違いは、次のとおりです。

脅威対策脅威対策ライト版
料金無料無料
VPN接続不要必要
対応デバイスパソコン(Windows、Mac)パソコン(Linux)
タブレット(iPad、Android)
スマートフォン(iPhone、Android)
テレビ(Android TV)
悪意のあるWebサイトのブロック
広告のブロック
ダウンロード時にファイルをスキャン
トラッキングの防止
脆弱性の検出
脅威対策と脅威対策ライトの比較表

脅威対策では、VPNに接続しなくてもパソコン(Windows、Mac)を保護します。

脅威対策ライト版は、VPN接続時だけ動作をして、スマートフォン(iPhone、Android)などに対応しています。

悪意のあるWebサイトのブロック

悪意のあるWebサイトへのアクセスをブロックして警告メッセージを表示します。

検索エンジン(Google、Yahoo!)やメールに記載されたURL経由でWebサイトを開くときは、さまざまなリスクがあります。

例えば、

  • 本物そっくりに作られた偽サイト(フィッシングサイト)
  • ハッキングなどによりコンピューターウイルスが埋め込まれたサイト

などにアクセスするリスクです。

特にフィッシング詐欺は、被害が多発しています。

まず、銀行やクレジットカード会社、ECサイト、SNSなどの名を騙ったメールを送って、本物そっくりのログイン画面に誘導。

そこにIDやパスワード、クレジットカード情報などを入力させて重要な個人情報を盗み取ります。

そうなれば、勝手に銀行口座からお金を引き出したり、盗み取られたクレジットカード情報で高額商品を購入させられたり、SNSで課金やポイントが利用される可能性があります。

NordVPNの脅威対策を利用していれば、危険なWebサイトを訪問する前に危険かどうかをチェックします。

危険であればアクセスできないようにして、危険を知らせる警告メッセージを表示します。

※警告を無視してアクセスすることもできます。

広告のブロック

Webサイトに表示される邪魔な広告を消すことが可能です。

インターネットには広告が溢れており、Webサイトによっては複数のポップアップ広告がしつこく表示されます。

広告が多いことで

  • Webサイトの読み込みが遅くなる
  • 誤クリックで広告主のページに飛ばされる
  • モバイルデータ通信量やバッテリーを消費する

など、さまざまな不都合があります。

広告の中には”マルバタイジング”と呼ばれるマルウェアに感染させたり、不正なアプリをインストールさせるものも存在しています。

NordVPNの広告ブロック(アドブロッカー)を利用すれば、Webサイトに表示される広告を合法的に取り除くことが可能。

無害な広告バナーやポップアップも含め、迷惑で悪質な広告もブロックされるのでセキュリティが向上します。

※対応のWebブラウザは、Microsoft Edge、Google Chrome、Safari、Firefoxです。

ダウンロード時にファイルをスキャン(脅威対策のみ対応)

インターネット経由でファイルをダウンロードするときに危険がないかをスキャンします。

パソコンをもっと便利に活用するためにフリーソフトなどをダウンロード&インストールすることがありますが、そこには多くの危険が潜んでいます。

例えば、

  • パソコンが乗っ取られて仮想通貨のマイニングやDDoS攻撃の踏み台に利用される
  • マルウェアの一つ”ランサムウェア”によりファイルが暗号化されて開けなくなり、復旧のために身代金が要求される
  • パソコンに大量の広告を表示させたり、OSやファイルを破壊する
  • キーボードで入力した内容が記録されてIDやパスワード、クレジットカード情報が知られる

などです。

マルウェアは、実行ファイルである「.exe」の他にもDOC、XLS、PDF、JPEG、ZIP、ISOなど、あらゆるファイルに仕込まれています。

NordVPNの脅威対策を利用すれば、ファイルのダウンロード中に悪意がないかを短時間でスキャンします。

また、ソフトウェアの安全性が不明であれば、ファイルをクラウドにアップロードして動作をチェックして危険がないかどうかを確認します。

トラッキングの防止(脅威対策のみ対応)

Webマーケティングの担当者などが行っている”行動履歴の追跡”を防ぐことができます。

私たちは、インターネット上でさまざまな行動をしていますが、それらはユーザー識別IDと紐づけて収集されます。

例えば、

  • どのようなキーワードで検索をしたか
  • どのようなWebサイト・ページを閲覧しているか
  • どのような商品を購入したか

などです。

これらの行動履歴をもとにしてユーザーの好みに合わせた広告が表示されます。

しかしながら、検索履歴や購入した商品などが第三者に知られるのは、プライバシー侵害やセキュリティ上の懸念から好ましくありません。

また、ユーザー識別IDの情報だけでは個人は特定できませんが、情報を組み合わせることで個人が特定される恐れもあります。

NordVPNの脅威対策を利用すれば、行動履歴の追跡をブロック可能です。

また、どのようなURLをクリックしたかを判別するために付いている”トラッキングパラメーター”も自動で削除されます。

脆弱性の検出(脅威対策のみ対応)

Windowsパソコンにインストールしているソフトをスキャンして脆弱性があれば通知します。

パソコンをもっと便利にするために多くのソフトを入れがちですが、それらの中にセキュリティリスクの高いソフトがあるケースは多々あります。

NordVPNの調査では、

  • 毎日2000もの新しい脆弱性が発見されている
  • 4つのうち3つがセキュリティ上の欠陥がある
  • 84%の企業がネットワークに高リスクの脆弱性を抱えている

と報告されています。

万が一、ソフトに欠陥や弱点があれば、ハッカーに侵入されて乗っ取りや情報漏洩に繋がる恐れがあります。

NordVPNの脅威対策を利用すれば、ソフトの脆弱性の検出が可能です。

通知を受け取ったら、ソフトを最新版にアップデートしたり、使わないのであればアンインストールするなどの対策ができます。

NordVPNで脅威対策および脅威対策ライトを設定する方法

ここからは、NordVPNで脅威対策および脅威対策ライトを設定する方法について解説していきます。

パソコン(Windows、Mac)

パソコンで脅威対策および脅威対策ライトを設定する手続きです。

STEP

NordVPNアプリの設定画面を開く

NordVPNアプリを起動してから左上の「盾アイコン」をタップします。

STEP

脅威対策を有効にする方法

脅威対策の設定画面が開きます。

セキュリティ保護したい機能を選択して「オンにする」をクリックします。

「保護されていません」から「保護済み」に切り替われば完了です。

スマートフォン(iPhone、Android)

スマートフォンで脅威対策ライトを設定する手続きです。

STEP

NordVPNアプリのプロフィールを開く

スマートフォンでNordVPNアプリを起動してから下部メニューの「人のアイコン」をタップします。

STEP

脅威対策の設定画面に移動する

プロフォール画面が開きます。

ショートカットの項目にある「脅威対策ライト版」をタップします。

STEP

脅威対策ライト版をオンにする

脅威対策ライト版のページが開くので「オンにする」をタップします。

“脅威対策ライト版が有効です!”というメッセージが表示されたら完了です。

脅威対策ライト版を利用する場合は、VPN接続をする必要があります。

NordVPNの脅威対策が重いときの対処法

NordVPNの脅威対策を有効にしてからパソコンの動作が重くなった場合は、他のウイルス対策ソフトと干渉している可能性があります。

主なウイルス対策ソフトとしては、

  • ウイルスバスター
  • ESET
  • ノートン
  • McAfee(マカフィー)
  • ZERO ウイルスセキュリティ

などです。

これらのウイルス対策ソフトとNordVPNの脅威対策を併用している場合は、CPUやメモリを圧迫して動作が重くなる可能性があります。

また、ウイルス対策ソフトと脅威対策がお互いに「不審な動きをするソフト」と認識をして誤作動の原因となります。

基本的には、パソコン内のウイルス対策ソフトは、どれか1つだけ利用することをおすすめします。

最後に

今回は、NordVPNのセキュリティ機能の一つである「脅威対策(脅威対策ライト版)」について解説しました。

パソコンやスマートフォンをインターネットに繋げて利用する場合は、マルウェアによる個人情報の流出など、さまざまな脅威があります。

Windowsには、最初からセキュリティ機能「Microsoft Defender(ファイアウォール)」が標準搭載されていますが、最低限の機能にとどまります。

最新のマルウェア対応に間に合わずにゼロデイ攻撃される恐れがあったり、Webサイトのフィッシング詐欺の保護までは対応していません。

NordVPNを利用すれば、VPN機能によりインターネットを暗号化してセキュリティ性を高められるだけでなく、セキュリティ対策機能も無料で利用できます。

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