NordVPNの特殊サーバーとは?おすすめの使い方

世界で1,400万人以上のユーザーが利用する世界シェアNo.1のVPNサービス”NordVPN”

NordVPNは、世界111カ国に6,300台のVPNサーバーを置いており、各種機能も充実しています。

さて、そんなNordVPNですが、ユーザーの細かいニーズに合わせた特殊サーバーを用意しています。

この記事では、NordVPNが提供する特殊サーバーについて詳しく解説していきます。

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NordVPNの特殊サーバーとは

NordVPNが提供する特殊サーバーとは、特定の目的を持っているVPNサーバーです。

通常のVPN接続では、地域制限(ジオブロック)によりアクセスできなかったり、セキュリティやプライバシーを高めたいときに活用します。

記事執筆時点では、

  • 難読化サーバー
  • ダブルVPN
  • Onion Over VPN
  • P2P
  • 固定IPアドレス

の合計5種類が提供されています。

NordVPNが提供する特殊サーバーのうち「固定IPアドレス」以外は、追加料金なしで利用可能です。

難読化サーバー

難読化サーバーとは、VPNの利用を隠しつつIPアドレスを変更できる機能です。

料金追加料金なし
対応デバイス・パソコン(Windows、Mac、Linux、)
・タブレット(iPad、Android)
・スマートフォン(iPhone、Android)
難読化サーバーの概要

具体的には、

  • 追加でSSL/SSHによる暗号化をする
  • 通信データをスクランブル(文字・数値を無作為にシャッフル)する

といった仕組みでVPNに関する情報を削除してインターネットが利用できます。

特に中国などのVPN規制が厳しい国でVPNによる地域制限(ジオブロック)を回避したいときにおすすめの機能です。

ダブルVPN

ダブルVPNとは、VPNによる暗号化を2重で行える機能です。

料金追加料金なし
対応デバイス・パソコン(Windows、Mac、Linux、)
・タブレット(iPad、Android)
・スマートフォン(iPhone、Android)
ダブルVPNの概要

通常、NordVPNで日本 → アメリカに繋ぐ場合は、1度しか暗号化は行われません。

ダブルVPNを活用した場合は、日本 → オランダ、オランダからアメリカなど2度の暗号化が行われるため、より強固なセキュリティとなります。

Onion Over VPN

Onion Over VPNとは、VPNとTorによりセキュリティとプライバシーを高める機能です。

料金追加料金なし
対応デバイス・パソコン(Windows、Mac、Linux、)
・タブレット(iPad、Android)
・スマートフォン(iPhone、Android)
Onion Over VPNの概要

Tor(The Onion Router)とは、インターネット通信時に複数のコンピューターを経由するソフトウェアです。

インターネット上の住所である”IPアドレス”を複数のコンピューターを経由することで秘匿化でき、匿名性が非常に高くなっています。

ダブルVPNと比べて速度は遅くなりますが、

  • 内部告発者
  • ジャーナリストや政治活動家
  • サイバー攻撃に狙われやすい機密情報の取り扱い
  • 独裁国家でVPNやTorの使用を隠したい

など、セキュリティとプライバシーを最大限高めたいときにおすすめの機能です。

P2P

P2Pとは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)による帯域制限を回避できる機能です。

料金追加料金なし
対応デバイス・パソコン(Windows、Mac、Linux、)
・タブレット(iPad、Android)
・スマートフォン(iPhone、Android)
固定IPアドレスの概要

P2Pとは、サーバーを介さず端末(パソコン、スマートフォン)同士が直接データのやり取りを行う通信方式です。

サーバーの性能に依存しないことから大容量ファイルのやり取りするときに用いられることが多くなっています。

ただ、大容量ファイルのやり取りは、ネットワークの混雑を引き起こすことから一部のインターネットサービスプロバイダ(ISP)で帯域制限がかけられるケースもあります。

NordVPNのP2P専用サーバーを活用することでP2Pの利用を隠して帯域制限を回避することが可能です。

固定IPアドレス

固定IPアドレスとは、自分のアカウントだけに割り当てられるVPNサーバーのIPアドレスです。

料金1か月プラン:1,360円/月
1年プラン:880円/月
2年プラン:630円/月
対応デバイス・パソコン(Windows、Mac、Linux、)
・タブレット(iPad、Android)
・スマートフォン(iPhone、Android)
固定IPアドレスの概要

通常、NordVPNを含めて多くのVPNサービスは、複数のユーザーでIPアドレスを共有(シェア)して利用します。

これにより

  • IPアドレス制限がかかった社内システム・サーバーにアクセスできない
  • 他のユーザーのオンライン行動が原因でWebサイト・サービスにアクセスできない

といったデメリットが発生することがあります。

固定IPアドレスを活用すれば、自分一人が独占的にIPアドレスを利用可能。

セキュリティ対策でIPアドレスを指定したり、IPブロックやCAPTCHA認証を回避できます。

最後に

今回は、NordVPNが提供している特殊サーバーについて解説しました。

主な活用シーンは、次のようになります。

難読化サーバー中国など検閲の厳しい国でVPNの存在を隠してIPアドレスを変更する
ダブルVPN機密情報のやり取りをするときにVPNによる暗号化を2重で行ってセキュリティを高める
Onion Over VPNTorブラウザ利用時に欠点を補って匿名性を高める
P2Pトレント利用時にISPの帯域制限を回避して大容量ファイルをダウンロードする
固定IPアドレスVPN接続時でもIPアドレス制限のある社内サーバーにアクセスをする
特殊サーバーの主な活用シーンまとめ

国や地域、サービスによっては、VPNが利用できなかったり、セキュリティ・プライバシーを高めたいケースがあるでしょう。

そんなときにNordVPNの特殊サーバーを利用すれば、地域制限(ジオブロック)や帯域制限を回避できる可能性があります。

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