「VPNネコに危険性はある?」
そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
VPNネコは、アプリをインストールすれば登録なしですぐに使える無料VPNです。
しかし、ネット上の口コミ・評価では、”VPNネコは危険”という声が多数あります。
分かりません😥私はVPNネコを使っているんですけど、公式HPも、誰が運営しているのかも、分からないようなんです😥
—NANA(@nana___35) May 9, 2020
もしかしたら、個人情報が抜き取られるかも知れません、、、、😥
本当に無料のVPNは無いです。
常にお金の代わりに個人データを支払ってるから無料で使えるだけです。
つまり無料VPNは全て危険って事。VPNネコの場合中国や名の知れない海外に個人情報データ送られます。
それでもいいなら使えばいい。出典:Yahoo!知恵袋
この記事では、VPNネコに危険性はあるのか?安全な無料VPNも紹介しています。
VPNネコとは
まずは、VPNネコについておさらいしましょう。
VPNネコとは、iPhone・Android向けに提供されるネコのアイコンが特徴的な無料VPNサービスです。
サービス名 | VPNネコ |
料金 | 無料 ※有料プランは月額700円(年間プラン4,500円) |
アカウント登録 | 不要 |
広告 | あり ※有料プランはなし |
選べる国 | アメリカ、日本、イギリス、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、スウェーデン、イタリア、オーストラリア、シンガポール、カナダ、インド、フィリピン、韓国 |
ノーログポリシー | ゼロログポリシーの記載あり |
サポート | なし |
アプリ配信ページには、次のように案内されています。

VPNネコは、あなたのプライバシーとセキュリティを保護するために設計されたバーチャルプライベートネットワークです。シンプルな操作で、安全かつ匿名でオンラインに接続できます。
VPNネコが危険と言われる理由
ここからは、ネット上でVPNネコが危険と言われる理由を解説していきます。
運営会社が不透明
一番の理由は、運営会社が不透明だからです。
アプリの販売元は、SAFDAR NETWORK SMC-PRIVATE LIMITEDと記載されていますが、情報が極端に少なくなっています。
実際、Googleで検索しても公式サイトだけでなく、関連情報もヒットしませんでした。
また、社名を短期間に何度も変更しているという情報もあり、かなり怪しいです。
Androidのネコ
— lino (@k_drama_notes) October 5, 2021
ACT VPN – Unlimited
Free VPN & Fast VPN Proxy←??
iPhoneの #VPNネコ の企業名が
Secure Connection PTY. LTD.から、
FOURSEASON YUMMY PTY. LTD(去年と同じ名前)
にまた変わった。
一昨年はStone Studio Co. Ltd.だった。
危険なマルウェア感染の懸念がある
App StoreやGoogle Playで提供されるアプリは、審査を経て配信されます。
しかし、オンラインプライバシー、データ保護、セキュリティに関する情報を提供する専門メディア「Cyber Insider」では、次の記事が投稿されています。
VPN Master
There are many free VPNs offered in the Google Play or Apple stores using variations of the “VPN Master” name. Through testing, I have found that these VPN Master apps are full of dangerous malware, despite having high ratings and millions of users. I even found that one of these free VPN apps called “VPN Master Free unlimed proxy” (sic) is owned and operated by a Chinese data collection company called TalkingData.
(Google Play や Apple ストアでは、「VPN Master」の別名を使った無料 VPN が数多く提供されています。テストの結果、これらの VPN Master アプリは、評価が高く、何百万人ものユーザーがいるにもかかわらず、危険なマルウェアが満載であることがわかりました。さらに、これらの無料 VPN アプリの 1 つである「VPN Master Free unlimed proxy」(sic) は、中国のデータ収集会社 TalkingData が所有および運営していることもわかりました。)
出典:Cyber Insider「VPN Warning List – These VPNs are NOT Recommended」
VPNネコは、Android版では「VPN cat master」という名称で提供されています。

先ほどの運営会社の不透明さと相まって安全性に疑問があります。

VPNネコを起動しても他社VPNサービスにあるような”プライバシーポリシー”の案内もありません。
アプリの説明欄には、”VPNネコは厳格なゼロログポリシーを採用しており、VPNアクティビティを監視、記録、または保存しません。”と記載されていますが、信用していいかどうかも怪しいです。
安全性の高い無料VPN
VPNネコは、他の無料VPNサービスと比べても危険性は高いです。
次は、運営元の詳細が公開されている比較的安全性の高い無料VPNサービスとなります。
Proton VPN(プロトンVPN)
Proton VPNは、スイスに本社を置くProton AGが運営するVPNサービスです。
2,000万人のユーザーを抱える世界最大の暗号化メールサービス「Proton Mail」の運営元として知られています。
Proton VPNでは、無料プランも提供されています。
日本、オランダ、アメリカのサーバーに1台のデバイスに無制限のVPN接続が可能です。
Windscribe(ウィンドスクライブ)
Windscribeは、カナダのトロントに本社を置くVPNサービスです。
無料プランも提供されており、10カ国(アメリカ、カナダ、イギリスなど)に毎月10GBまでVPN接続できます。
無料であってもWi-Fiネットワークの自動接続や多くのプロトコルをサポート。
DNSレベルのマルウェアおよび迷惑フィルタリングといったセキュリティ機能も利用できます。
筑波大学VPN(VPN Gate)
筑波大学が学術研究を目的にボランティアの協力を得て提供している無料VPNです。
日本の大学が運営しており、利用料は完全無料でユーザー登録も必要ありません。
日本をはじめとして、アメリカ、韓国、オーストラリア、ドイツ、タイ、ベトナム、シンガポール、ブラジル、ロシアなど、さまざまな国のVPNサーバーが利用できます。
素性の分からない無料VPNは、気をつけなければなりません。
なぜなら、サービスを無料で提供する代わりに個人情報の売買で儲けを出しているケースがあるからです。
具体的には、
- 何を検索したか
- どのWebサイトを閲覧したか
などのデータをマーケティング目的で企業に販売。
より悪質な無料VPNサービスの場合は、Webサイト上で入力した情報からSNSアカウントのID・パスワードやクレジットカード情報を特定して販売するケースもあります。
実際、過去には、無料VPNアプリにマルウェアが仕込まれているケースもありました。
おすすめの有料VPNサービス
安全性が確認できた無料VPNサービスであっても通信速度や機能で劣るケースも多いです。
VPNで地域制限(ジオブロック)を回避して動画を視聴したり、オンラインゲームをプレイする場合は、高性能な有料VPNサービスを選択したほうが良いでしょう。
次は、おすすめの有料VPNサービスです。
世界シェア.No.1ならNordVPN

世界中で1,400万人以上のユーザーが利用する世界シェアNo.1のVPNサービスです。
アメリカの経済雑誌「Forbes(フォーブス)」や世界初のニュース雑誌「TIME(タイムズ)」、オンラインメディア「BuzzFeed(バズフィード)」などでも取り上げられています。
無料トライアル | 30日間の返金保証あり |
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料金 | 1ヶ月プラン:1,936円/月 1年プラン:852円/月 2年プラン:668円/月 |
同時接続台数 | 10台 |
国とサーバー数 | 世界113ヶ国に6,800台以上 |
ノーログポリシー | あり |
カスタマーサポート | 24時間年中無休のチャットサポート |
※記事執筆時点の価格です。為替や時期によって変動します。
通信速度は業界最速
NordVPNの通信速度は、業界最速です。
独立系ITセキュリティ機関「AV-TEST」が実施したテストでは、2位のVPNサービスと比較しても2倍のパフォーマンスという結果がでました。
VPNサーバーが多い
NordVPNは、世界111ヶ国に6,300台のVPNサーバーを設置しています。
VPNサーバーが多いことから一つがブロックされても他に切り替えて地域制限(ジオブロック)を回避できる可能性があります。
品質で選ぶならExpressVPN

世界中で400万人以上のアクティブユーザー数を抱えるVPNサービスです。
Android版のダウンロード数は5,000万件を突破しており、レビューは★4.3の高評価を得ています。
無料トライアル | 30日間の返金保証あり |
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価格 | 1ヶ月プラン:1,960円/月 6ヶ月プラン:1,512円/月 1年プラン:1,259円/月 |
同時接続台数 | 8台 |
国とサーバー数 | 世界105ヶ国に3,000台以上 |
ノーログポリシー | あり |
カスタマーサポート | 24時間年中無休のチャットサポート |
※記事執筆時点の価格です。為替や時期によって変動します。
通信速度が速い
ExpressVPNは、通信速度の速さに定評があります。
世界的なコンピューター雑誌「PCWorld」では、最速のVPNの一つとして紹介されています。
中国で利用できる
ExpressVPNは、中国で使える可能性が高いです。
近年、中国政府はVPNの取り締まりを強化しており、多くのVPNサービスが利用不可になっています。
その中でExpressVPNは、ネット上の口コミでも「中国で使えた」という報告が多くなっています。
国産VPNならMillenVPN

大阪に本社を置くアズポケットが提供する国産VPNサービスです。
レンタルサーバー「mixhost」の運営元として知られており、Android版のダウンロード数は1万件を突破しています。
無料トライアル | 30日間の返金保証あり ※1年プラン・2年プランのみ |
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料金 | 1年プラン:594円/月 2年プラン:396円/月 7日プラン:638円 15日プラン:1,078円 30日プラン:1,738円 |
同時接続台数 | 10台 |
国とサーバー数 | 世界72ヶ国に1,300台 |
ノーログポリシー | あり |
カスタマーサポート | 平日10:00~18:00のチャットサポート ※夏季冬季休業 |
※記事執筆時点の価格です。為替や時期によって変動します。
料金プランが豊富
MillenVPMは、料金プランが豊富です。
1年プラン、2年プランの長期プランだけでなく、7日・15日・30日のワンタイムプランを選択できます。
自動更新がないシンプルな契約プランで短期利用も気軽にできます。
日本企業だから安心
MillenVPMは、完全日本語対応だから安心感があります。
海外のVPNサービスでも日本語対応はしていますが、翻訳機能の精度の問題で不自然な日本語が含まれているケースもあります。
マニュアル・ヘルプページも日本語で分かりやすくまとめられている点も安心できるポイントです。
無料VPNであることから仕方ない点もありますが、サポート窓口もありません。
会社の実態も掴めないことから、予期せぬトラブルが発生したとしても問い合わせすらできません。