「Proton VPN(プロトンVPN)はIPv6に対応・サポートしている?」
そんな疑問を持っている方は多いでしょう。
IPv6は、インターネット上で使われるIPアドレスの新しい規格です。
現在主流のIPv4ではアドレス数が枯渇したことから、より多くの機器に割り当てられるように拡張されました。
IPv6を利用することで
- NAPT(アドレス変換)の処理が必要ない
- 帯域の広いIPoE方式による通信経路で接続する
といったメリットがあり、インターネット通信の速度向上が実現できます。
この記事では、Proton VPNがIPv6に対応・サポートしているかどうかを解説していきます。
Proton VPNはIPv6に一部対応
先に結論を言っておくと、Proton VPNはIPv6に一部の端末・デバイスで対応しています。
次は、Proton VPNにおけるIPv6の対応表です。
Windows | ー |
Mac | ー |
Linux | ◯ |
Webブラウザ(Chrome、Firefox) | ◯ |
iOS(iPhone、iPad) | ー |
Android | ◯ |
テレビ(Apple TV、Android TV、Fire TV) | Android TVのみ対応 |
一部のVPNサーバーは対応していない
Proton VPNの全てのVPNサーバーでIPv6対応しているわけではありません。
全VPNサーバーのうちの約80%はIPv6対応ですが、残りはIPv4によるインターネット通信となります。
なお、VPNサーバーの選択画面でIPv4・IPv6の表記はありません。
そのため、Proton VPNでVPNサーバーに接続してからIPv6接続確認ページで確認する必要があります。


IPv6で接続している場合は、「ACCESS via IPv6 Internet」と表示されます。
「ACCESS via IPv4 Internet」と表示された場合は、IPv4によるインターネット通信を意味します。
Proton VPNでIPv6を設定する方法
Proton VPNでは、初期設定でIPv6がオンになっています。
そのため、基本的には何もしなくてもIPv6によるインターネット通信が可能です。
次は、端末・デバイスごとの設定方法です。
Linux | アプリの「メニュー」→「設定」→「接続」のIPv6の項目から切り替え可能 |
Android | アプリの「設定」→「接続」→「詳細設定」のIPv6の項目から切り替え可能 |
最後に
今回は、Proton VPNのIPv6対応・サポート状況について解説しました。
今後、Proton VPNでは、すべての端末・デバイスでIPv6の完全サポートを目指していると公式サイトで案内されています。
WindowsやMacであってもWebブラウザにProton VPN拡張機能を追加すれば、IPv6に対応できます。