筑波大学VPN(VPN Gate)は中国から使える?つながらない?

「筑波大学VPN(VPN Gate)は中国から使える?つながらない?」

そんな疑問を持っている方は多いでしょう。

皆さんご存知のとおり、中国では厳しいインターネット規制により日本で当たり前のWebサービスが使えません。

次は、中国で利用できないアプリやWebサイトの一例です。

検索エンジンGoogle、Yahoo、Bing
SNSTwitter(X)、YouTube、Instagram、Facebook、TikTok
メッセージアプリLINE、Messenger、Slack、Skype、カカオトーク
動画配信Netflix、U-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、DAZN、ディズニープラス、Hulu、AbemaTV、Tver、YouTube、ニコニコ動画
ブログはてなブログ、Abemaブログ、Livedoorブログ、FC2ブログ、note
その他Googleマップ、Google翻訳、Gmail、Outlook、Yahoo!知恵袋、
中国で利用できないアプリ・Webサイト一覧

このインターネット規制を回避するために用いられるのがVPNです。

この記事では、無料VPNサービス「筑波大学VPN(VPN Gate)」が中国で利用できるのかどうかを解説していきます。

筑波大学VPN(VPN Gate)は中国から使える?つながらない?

結論を言うと、筑波大学VPN(VPN Gate)は中国から使える可能性があります。

筑波大学VPNのホームページでは、次のように案内されています。

外国政府の検閲用ファイアウォールを超えて、世界中の知識に自由にアクセス。

外国政府等の検閲用ファイアウォールを回避し、海外のYouTubeなどのWebサイトを自由に閲覧できます。

外国政府等の検閲用ファイアウォールには、中国が運用しているインターネット監視システム「グレートファイアウォール(金盾)」が該当します。

つまり、中国でも筑波大学VPNが使えると案内されています。

ネット上の口コミ・評判

ネット上の口コミ・評判では、中国からつながらない声も多数ありましたが、その中には「中国から使えた」という報告も存在しました。

また、筑波大学VPNが公開している国ごとのユーザー数リアルタイムランキングでも中国がトップ10にあります。

ただし、国ごとのユーザー数リアルタイムランキングは、筑波大学VPNの提供が始まった2013年3月8日から開始されています。

中国では、以前と比べてVPN規制を大幅に強化。

筑波大学VPNと中国当局のイタチごっこの状態が続いており、タイミングによってはつながらない可能性も高いです。

中国渡航前に筑波大学VPNの設定をしておこう

筑波大学VPNの設定は、中国渡航前に済ませておきましょう。

なぜなら、中国で筑波大学VPNのホームページにアクセスできなかったり、VPNアプリをインストールできない可能性があるからです。

端末・デバイスごとの設定方法は、次の記事で詳しく解説しています。

なお、中国で利用する場合は、サーバー名の入力時に「IPアドレス(例:219.100.37.219)」を直接指定する必要があるので注意が必要です。

その他、筑波大学VPNがつながらないときのために他のVPNサービスを準備しておくこともおすすめします。

次は、記事執筆時点で中国での利用が確認できているVPNサービスです。

UCSS

中国で使えるダントツにおすすめのVPNサービスです。

UCSSでは、中国向けのプランを用意している唯一無二のVPNサービスであり、国際専用回線経由でインターネット検閲や規制を回避できます。

無料トライアル期間なし
料金【UCSS Lite(中国向け)】
1ヶ月プラン:29ドル(約4,448円)/月
【UCSS(中国向け)】
3ヶ月プラン:12ドル(約1,821円)/月
12ヶ月プラン:9ドル(約1,366円)/月
【グローバル】
1ヶ月プラン:15ドル(約2,300円)/月
3ヶ月プラン:13ドル(約1,977円)/月
12ヶ月プラン:10ドル(約1,521円)/月
※上記の他にもUCSS Low Ping(ゲームや会議に最適)、UCSS Team(小規模事務所やグループ向け)が用意されています。
サーバー設置台数16以上
同時接続台数最大3台
サポート問い合わせフォームのみ
UCSSの概要

※記事執筆時点の為替レートの料金となります。

ネット上の口コミ・評判でも中国で使えたという報告が多数あがっています。

現時点で中国において比較的つながりやすくて速度が安定しているのがUCSSとなります。

かべネコVPN

日本企業の株式会社エフネットが運営する中国壁超え専用のVPNサービスです。

かべネコVPNでは、中国のインターネット規制を回避するために世界的にも珍しい「「VLESS+Vision」を採用しています。

無料トライアル期間14日間(自動繰越で+7日)
料金1ヶ月プラン:880円/月(自動繰越で+15日)
3ヶ月プラン:780円/月(自動繰越で+1.5ヶ月)
6ヶ月プラン:580円/月(自動繰越で+3ヶ月)
12ヶ月プラン:480円/月(自動繰越で+6ヶ月)
サーバー設置台数1,300台以上
同時接続台数4台
サポートメール

※自動繰越とは、VPNを利用しなかった日が無駄ならず、契約期間の1.5倍まで延長される仕組みです。

ネット上の口コミ・評判では、中国でVPN接続できたという報告が多数あがっています。

かべネコのおすすめポイントは、コスパの高さです。

中国に旅行・出張で短期滞在するだけならお試し期間の14日間を契約すれば、完全無料で利用可能。

使わない日は繰り越されて、自動更新もないので無駄にお金を払う心配もありません。

スイカVPN

日本企業の株式会社MAJ Techが運営するVPNサービスです。

スイカVPNでは、中国のグレートファイアウォールによる規制を回避するために開発されたShadowsocksが提供されています。

無料トライアル期間30日間の返金保証あり
料金1ヶ月プラン:1,097円/月
3ヶ月プラン:1,048円/月
6ヶ月プラン:988円/月
1年プラン:938円/月
2年プラン:878円/月
サーバー設置台数25カ国に50台
同時接続台数50台
サポートメール
スイカVPNの概要

※記事執筆時点の料金となります。

ネット上の口コミ・評判では、中国でVPN接続できたという報告がありました。

また、スイカVPN公式サイトでも「中国からほぼ接続できる」と明記されています。

Q、中国からは必ず接続できますか?

当サイト記載の回避方法を実践すれば、ほぼ接続できますが、100%接続できる保証はありません。又、ある時は接続できて、ある時は接続できないなど、中国特有のインフラ整備の不具合が原因のケースもあります。

出典:スイカVPN「サービスに関するFAQ」