ExpressVPNの固定IPとは?料金・追加方法など

「ExpressVPNの固定IPって何?」

そんな疑問を持っている方は多いでしょう。

ExpressVPNでは、契約時にオプションのアドオンとして固定IPを追加できます。

説明には、

29のロケーションのいずれかの一意のIPアドレスを取得

と記載されていますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

この記事では、ExpressVPNの固定IPとは何か?料金や追加方法なども合わせて解説していきます。

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ExpressVPNの固定IPとは

ExpressVPNの固定IPとは、ユーザー専用に割り当てられるIPアドレスを言います

自分だけが使えるIPアドレスであることから社内システムに安全にアクセスできたり、利便性の向上も期待できます。

料金1か月プラン:8.99ドル(約1,294円)/月
1年プラン:4.99ドル(約718円)/月
2年プラン:3.99ドル(約574円)/月
対応デバイス・パソコン(Windows)
・タブレット(iPad、Android)
・スマートフォン(iPhone、Android)
選択できる国・地域オーストラリア(シドニー)、オーストリア、ベルギー、カナダ(トロント)、デンマーク、フランス(パリ)、ドイツ(フランクフルト)、香港、アイルランド、イタリア(コゼンツァ)、日本(東京)、オランダ(アムステルダム)、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、シンガポール(ジュロン)、南アフリカ、スペイン(マドリード)、スウェーデン、スイス、イギリス(ドックランズとミッドランズ)、アメリカ(シカゴ、ヒューストン、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル)
ExpressVPNの固定IPアドレスの概要

※記事執筆時点の為替レート・月額換算の料金です。

ExpressVPNでは、固定IPについても30日間返金保証が適用されます。

ExpressVPNで固定IPを利用するメリット

通常、ExpressVPNを含めてほとんどのVPNサービスでは、同じIPアドレス(例:72.14.201.181)を複数のユーザーで共有する仕組みとなっています。

また、VPNサーバーに接続するたびにIPアドレスも変わってしまいます。

ExpressVPNで固定IPを取得すれば、自分専用のIPアドレスが割り当てられることで次のようなメリットがあります。

社内システムへ安全にリモートアクセスできる

固定IPにより社内システムへ安全にリモートアクセスできます。

セキュリティレベルの高い社内システムでは、管理者が許可したIPアドレスしかアクセスできないように設定されているケースがあります。

これにより部外者による不正アクセスを遮断できます。

出典:cybozu.comヘルプ「IPアドレス制限」

しかし、一般的なVPNサーバーを利用した場合は、IPアドレスが変わってしまうことから社内システムにアクセスできません。

固定IPであれば、毎回同じIPアドレスでVPN接続が可能。

社内システムの管理者に固定IPを許可してもらえれば、安全にリモートアクセスができます。

VPNサーバーのブロックを回避できる

固定IPによりVPNサーバーのブロックを回避できます。

通常、VPNサーバーに接続する場合は、多くのユーザーが利用する共有IPアドレスが割り当てられます。

しかし、ユーザーの中には共有IPアドレスを使って

  • お問い合わせやコメント欄から”スパムメール”を送信する
  • 総当たりで不正ログインを試みる”ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)”をする

などのサイバー攻撃を行っているケースもあります。

そして、Webサイトやサーバーの管理者は、そのサイバー攻撃で使われていたIPアドレスを特定してブラックリストに登録します。

▲当ブログの設定画面でもIPアドレスのアクセス拒否が可能です

つまり、他のユーザーの悪事のせいでWebサイト・サービスにアクセスできなくなる可能性があるということです。

固定IPであれば、自分一人が独占的に利用できることからVPNサーバーのブロックも回避できます。

煩わしいCAPTCHA認証を回避できる

固定IPにより煩わしいCAPTCHA(キャプチャ)認証を回避できます。

CAPTCHA認証とは、アクセスしたユーザーが人間であるかを確認するために導入されるセキュリティ技術の一つです。

主にWebサイト・ブログのアカウント作成・ログイン画面や入力フォームで導入。

コンピューター(ボット)によるスパム行為およびアクセスを防ぐための手段として利用されています。

VPN利用時は、CAPTCHA認証が頻繁に表示されることがあります。

これは、同じIPアドレスを利用したユーザーが同じWebサイト・ブログにアクセスすることでコンピューター(ボット)と疑われるからです。

もし、VPN接続時にCAPTCHA認証が頻発する場合は、固定IPにより解決する可能性があります。

その他、ネットバンキングにVPN接続でアクセスするときに認証を回避できる可能性があります。

ExpressVPNで固定IPを追加する方法

ここからは、ExpressVPNで固定IPを追加で契約する方法を解説していきます。

新規契約者と既存契約者で手順が異なります。

新規契約者

ExpressVPNを新規契約するときに固定IPアドレスを追加する方法です。

STEP

ExpressVPNの契約・登録ページに移動する

ExpressVPN公式サイトにアクセスしてから「VPNを入手する →」をタップします。

STEP

プランを選択する

ExpressVPNの契約プランを選択します。

ExpressVPNを最安値で利用するのであれば、最も契約期間の長いプランがおすすめ。

記事執筆時点では、2年プランが4ヶ月無料期間が付いて一番お得になります。

STEP

メールアドレスを入力する

ステップ1/2では、メールアドレスを入力します。

STEP

決済方法を選択する

ステップ2/2では、決済方法を選択します。

例えば、クレジットカードを選択すると「名前」「カード番号」「有効期限」「CVV/CVC番号(セキュリティコード)」「郵便番号」の項目が表示されるので全て入力してから「購入完了」をタップ。

必要に応じて固定IPオプションを追加してから「すぐに購入する」をタップします。

STEP

固定IPを追加する

決済方法を選択すると支払い方法の記入欄とオプションのアドオンが表示されます。

固定IPにチェックを入れてから購入手続きを完了させましょう。

既存契約者

ExpressVPNの契約者があとから固定IPアドレスを追加する方法です。

STEP

ExpressVPNにログインする

ExpressVPN公式サイトにアクセスしてからバーガーメニュー「三」をタップします。

STEP

マイアカウントに移動する

メニューが表示されるので「マイアカウント」をタップしてからサインインします。

STEP

サブスクリプションに移動する

バーガーメニュー「三」を開いてから「サブスクリプション」をタップします。

STEP

固定IPを追加する

固定IP(Dedicated IP)の項目までスクロール。

料金を確認してから「Add to Plan」をタップしましょう。

STEP

支払い手続きをする

支払金額を確認してから「Pay Now」をタップしましょう。

ExpressVPNで固定IPを設定・使い方

ExpressVPNで固定IPの利用を開始するには、設定が必要となります。

端末・デバイスごとの設定・使い方は、次のとおりです。

Windows

Windows版ExpressVPNアプリで固定IPを利用する方法は、次のとおりです。

  1. ExpressVPNアプリを起動する
  2. 左上の「三」→「固定IPの設定」の順にタップする
  3. 固定IPのVPNロケーションを選択する(あとから変更できません)
  4. アクセスコードを設定する(忘れないようにメモする)
  5. 固定IPの使用準備が整うまで最大20分待つ
  6. VPNロケーションのリストから固定IPを選択して接続する

iOS(iPhone・iPad)・Android

Windows版ExpressVPNアプリで固定IPを利用する方法は、次のとおりです。

  1. ExpressVPNアプリを起動する
  2. 「アップグレード」→「固定IP」→「固定IPの設定」の順にタップする
  3. 固定IPのVPNロケーションを選択する(あとから変更できません)
  4. アクセスコードを設定する(忘れないようにメモする)
  5. 固定IPの使用準備が整うまで最大20分待つ
  6. VPNロケーションのリストから固定IPを選択して接続する

最後に

今回は、ExpressVPNの固定IPについて詳しく解説しました。

ExpressVPNを含めてVPNサービスでは、不特定多数のユーザーが同じIPアドレスを利用する仕組みです。

そのため、

  • 社内システムやサーバーにアクセスできない
  • 一部のWebサイト・サービスにアクセスできない
  • CAPTCHA認証などが頻発する

などの問題が発生するケースがあります。

固定IPアドレスによりVPNでセキュリティを高めつつ、通常のインターネット通信と同じように快適に利用可能です。

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